まとめ

いままで函館のバス路線について調べてきました。

  • まとめ

 函館を走るバスは様々な路線、通常のバス路線以外に、循環・目的地限定が多く、またそれらに使われているバス自体も2つの種類がありました。
 
 LCSA100、LCSA元町のバスは小型のバスを改装したもそが使用されており、ドライバーも女性でした。そのほかの、とびっこ、函館山登山バスは通常の路線バスと同じバスが使われており、男性運転手でした。(私が乗ったバスは、です。もしかしたら女性運転手もいるかもしれませんね)

 アナウンスはどれもほとんど同じで、多少の違いといえば通常のバスにはスポンサーがいることぐらいだと思います。「〜の協力でお送りします」というアナウンスは通常のバスでしか聞く事ができなかったです。また、LCSAは料金が大人100円のために電光掲示板がなく、次の停留所がわからなく、不便を感じました。

 行き先限定のバスは実際に最終目的地まで行く人は少なく、買い物客が多かったように思えました。会社側としても、買い物客にも利用してほしいという思いもあるようでした。

 まだ函館市民に浸透していないように思える循環バスですが、うまく利用すれば、交通費も浮かせることができるなあと感じました。せっかくなので、わたしもこれから利用していきたいと思いました。

 

  • 反省

 
 時間合わせが難しく、週一しか調査に行くことができませんでした。“一週間に3件以上の書き込み”が条件でしたが、調査に当てられる時間は日曜日しかなく、3件以上の書き込みは不可能でした。もう少し時間が上手く使えたらよかったのかもしれませんが・・・。

函館空港行き とびっこ

今回は函館空港まで足を伸ばしました。

今年の4月からスタートした一番新しい路線です。

運行経路
函館空港 -(上瀬戸川町 - 瀬戸川町 - 空港団地)- 空港団地入口 - 湯川団地中央 - 湯川団地北口 - 戸倉中学校下 - 戸倉町 - 湯川小学校前 - 湯倉神社前 -湯川温泉電停前 - 市民会館前 - 駒場車庫前 - 競馬場前 - 深堀町 - 柏木町 - 杉並町 - 五稜郭 - 五稜郭公園入口 - 警察署前 - 田家入口 - 東富岡 - 富岡 - 亀田支所前 - 中央小学校前 - 神山通 - 東山公園 - 東山団地 - 白百合学園前 - 東本通 - 花園団地通 - 花園町 - 日吉町1丁目 - 学園前 - 湯川中学校前 - 湯倉神社前 - 湯川小学校前 - 戸倉町 - 戸倉中学校下 - 湯川団地北口 - 湯川団地中央 - 空港団地入口 - 函館空港

今回乗車したのは五稜郭から空港団地を経由するバスでした。

運行頻度
平日は1日18.5往復(市民会館先回りは19本、花園町先回りは17本)で、土日祝日は、17往復(両方とも17本)で運行。
一部の便は、空港団地を経由する。(空港団地乗り入れ便は、平日は18.5往復中13往復(両方とも13本)土日祝日は17往復中12.5往復(市民会館先回りは12往復、花園町先回りは13往復)である)

料金
通常の路線バスと同料金。
バスカード、一日乗車券なども利用可能。

車内

通常の路線バスと同じバスを利用しています。
行きのバスは低床タイプだったので広々としていました。

  • 運行経路について

上に示した運行経路に注目してみてください。湯川温泉電停前〜五稜郭……市電の停留所と同じです。これはバスが電車通りを走っているからこうなったと考えられます。速さは道がすいていればバスのほうが圧倒的に早かったです(観察しました)。料金については、初乗り料金はバスのほうが安いですが、乗る距離によって変わってくるので、一概には言えません。

わたしは静岡出身なので帰省するときはいつも飛行機を使います。運行経路を何も確認していない時点では、湯川を通って、いつも使っている広い海沿いの道を通っていくものだと勝手に思っていたのですが、実際に経路を見てみて驚きました。戸倉、湯川団地も通っています。

戸倉地区

湯川団地

もうすぐ空港だというところでなぜか少し遠回りをし、畑脇のあぜ道も通っていました。

  • 乗客について

車内をぐるっと見渡す限りでは、空港を利用しそうな人は見当たりませんでした。五稜郭―湯川を通るので、湯川から五稜郭方面へ買い物いく人・帰ってくる人、それから五稜郭方面の学校(遺愛女子高など)通っている学生が見受けられました。事実、函館空港からとびっこに乗ったのはわたし一人でした。

  • 車内アナウンス

こちらも通常のバスと同じく、「○○をご利用の方はここでお降りになると便利です」というような感じでした。

  • 停留所

終点函館空港には降り場のバス停がありません。
国内線の搭乗入り口まえで下車しました。

下車したのは4人程度でした。

  • 空港は

最近空港は内部の工事が終了したようで、新しくなっていました。

今回乗ったとびっこは4人しか空港で降りなかったのですが、そのほかの交通手段といえば、函館駅経由の300円バス、タクシー、自家用車になります。

  • まとめ

もともと乗客は多くなかったです。今年できたばかりの路線なのでまだまだ浸透していないことが伺えました。また、電車通りを通っているせいか圧倒的に市電利用者が多かったように思えます。逆に市電が込んでいるときは、このとびっこを利用するのもいいかもしれませんね。



今回の調査での失敗は・・・

サンダルで行ってしまったことです

かえりは、おとなりのダイアリーを見てずっと気になっていた『がごめ昆布キャラメル』を購入して帰宅しました。

LCSA100

函館病院行きLCSA100に乗ってきました。

  • LCSA100基本情報

運行経路
西武前〜西武・テーオー前〜五稜郭(みつわビル前)〜五稜郭公園入口〜白鳥橋〜白鳥町13〜田家町14〜田家コミュニティ〜道営大川団地〜浄光寺〜大野新道入口〜JR車両所前〜五稜郭駅前〜高台坂下〜亀田港〜港小学校前〜港小学校前〜市立函館病院

運行時刻
往路(西武発)     8:57から30分おき   〜15:57最終
復路(市立函館病院発) 9:31から30分おき   〜16:31最終

支払いは現金のみ

車内の様子
 お年寄り・身体の不自由な人が多かったです。
 病院利用者だけではなく、病院方面から五稜郭方面へ買い物に行く人も利用しているようです*1
小型バスを色を塗り替えて利用しているようで、このように

灰皿や飲みもの入れが外されたような跡が残っていました。物入れ用の網ポケットは残っていますね。


100円バスなので、当然料金の電光掲示板はありませんでした。
ただ、次にどこに止まるかわからなくなってしまい、初めて利用する人は混乱してしまうかもしれません。運転手によっては改めて告げてくれる場合もあります。

 このLCSA100のバス停は市立函館病院前のバスターミナルの中でも一番すみにあります。

 ためしにゆっくり歩いて入口までどれくらい時間がかかるか測ってみました。
 入口前まで約1分30秒。少し遠い印象を受けました。

  • まとめ

 
先ほど記述したように、料金・行き先案内の電光掲示板がないので、次はなんというところで止まるのかわからなくなってしまい、私は混乱してしまいました。
今回乗車したLCSA100は利用者も多く、函館市民、特に五稜郭方面の病院利用者と港町方面の買い物客には大いに役立っている印象を受けました。

*1:乗客と運転手の会話より、「丸井に行くにはどこで降りるのが一番近いか」というのをうけて

LCSA元町

今回は観光名所が多い西部地区まで足を伸ばしました

  • 循環型バス LCSA元町 基本情報


9:40〜17:20の20分間隔運行です。
運行路線は、
函館駅前〜函館朝市〜函館国際ホテル〜函館ビール前〜明治館前〜金森洋物館・BAYはこだて前〜西波止場・函館ビヤホール前〜北島三郎記念館〜北方歴史資料館〜十字街〜高田屋嘉兵像前〜ロープウェイ前〜元町〜旧イギリス領事館前〜中華会館前〜元町公園前〜北方民族資料館前〜北島三郎記念館〜遊覧船のりば前〜西波止場・函館ビヤホール前〜明治館前〜はこだてビール前〜函館国際ホテル前〜函館駅
となっています。
一周およそ35分間。
運賃はどこで降りても(最大一周)大人100円、子ども50円。
バスカード、定期券、回数券、一日乗車券、二日乗車券、福祉利用証等は使えず、現金のみの利用となっています。

バス車内について

・・・後日アップします・・・

車内から見えたモノ

ブルームーン


よく見えないですが西波止場。この周辺は修学旅行生でにぎわっていました。

  • 下車停留所、ロープウェイ前に決定。

調査日が修学旅行シーズンとかぶったこと、個人旅行の方が多かったようで、下車する人数の一番多かった『ロープウェイ前』で下車することになりました。


  • ロープウェイ前の停留所から歩いていけるところ


ロープウェイ乗り場
この日は昼間から多くの人が利用していました。


護国神社からの景色
天気がよかったのできれいに見えました。
ついでに(?)先輩の合格祈願をしてきました。


ハリストス正教会
少しだけ遠くなりますが歩いてでも十分行けます。


  • まとめ

大人100円と安い金額で元町方面に行くことができます。
観光で函館に訪れる人が行きそうな場所はだいたい押さえています。十字街でも止まるので市電を使っていたところを、LCSA元町を使ってのんびり行くのもいいと思いました。
残念だったのが、あまり利用者がいなかったことです。認識されていないのか、たまたま時間帯が悪かったのかはわからないですが、観光スポットに出かけようとしている人には観光客のみならず、函館に住んでいる人にもお勧めのバス路線です。

yosikazu先生から

『利用したことはないのですが、往復1100円少しのロープウェイに比べて、ガイドも付いて720円というのは、おトク感がありますね。
ビューポイントでゆっくり走行というのも魅力的です。
一つ知りたいのは、この路線はいつ頃からあるのでしょうか。
恐らく目的限定路線の最古参ではないかとも思われますが、余裕があれば調べておいて下さい。』
とコメントをいただきました。


函館山登山バスはいつから運行開始しているのだろうか?
函館バス株式会社に問い合わせて見る前に、ウェブページに掲載されていないか検索してみました。



函館市博物館ー函館山略年表がヒットしました。それには、
“1953年(昭和28年)御殿山山頂までの道路が完成。函館山展望台竣工。函館市交通局函館山登山バス定期運行を開始
とありました。これは戦後8年後に作られており、数ある目的限定路線の中でも最古参であるといえます。

後日改めて函館バスに問い合わせしてみようと思います。

参照:函館市博物館―函館山略年表
(http://www.museum.hakodate.hokkaido.jp/event/h_t_2003_h.html)

第一弾 函館駅〜函館山

運行経路
往路:函館駅前〜函館国際ホテル〜明治館前〜十字街〜登山口〜函館山
復路:函館山〜登山口〜十字街〜明治館前〜函館国際ホテル〜函館駅

料金函館駅前・函館国際ホテル・明治館前〜函館山 大人360円/小人180円
    十字街 ・ 登山口 〜函館山 大人320円/小人160円
    電車バス共通カード、1日・2日乗車券も利用可能。

運行経路:4月22日(金)〜11月15日(火)

時刻表
運行期間 始発停留所 出発時刻
4月22日〜5月8日
函館駅前発 13:15 17:50 18:20 18:40 19:00 19:20 19:40 20:00 20:30 21:00
函館山発 14:15 18:40 19:00 19:20 19:40 20:00 20:20 20:40 21:10 21:45

5月9日〜7月14日
函館駅前発 13:15◎ 17:50 18:20 18:40 19:00 19:20 19:40 20:00 20:30 21:00
函館山発 14:15◎ 18:40 19:00 19:20 19:40 20:00 20:20 20:40 21:10 21:45

7月15日〜8月31日
函館駅前発 13:15 17:50 18:20 18:40 19:00 19:20 19:40 20:00 20:30 21:00
函館山発 14:15 18:40 19:00 19:20 19:40 20:00 20:20 20:40 21:10 21:45

9月1日〜10月10日
函館駅前発 13:15◎ 18:00 18:30 19:00※  19:35 20:05 20:45※
函館山発 14:15◎ 18:50 19:15 19:50※  20:30 21:00 21:30※

10月11日〜11月15日
函館駅前発 13:15◎ 17:30 19:00
函館山発 14:15◎ 18:20 20:00

◎=土曜・日曜・祝日 運行
※=金曜・土曜・日曜・祝日 運行

函館バス株式会社ウェブページから引用(http://www.hotweb.or.jp/hakobus/


  • 実際に行ってきました

20:30 函館駅発のバスに乗る。
最後から2本目だったので、満席ではなかった。50代後半のおじさんが3人、カップル(夫婦?)2組、家族連れ2組(うち1組は中国人らしき人達だった)
十字街などで途中下車する人もおり、必ずしも夜景を見る人だけがこのバスを利用するわけではない。
運転手の他に女性添乗員がおり、随所建物の説明をしていく。函館ビールの建物の前を通過していくときは、函館ビールそのものの説明をしていたのが印象に残っている。
説明していた建物は、市役所、函館ビール、明治館であった。
30分後に到着する予定だったが、20分で到着した。
20:50 まだまだ人はたくさんいた。

時期的にも気候ちょうどいいからか、函館外からの旅行客も多かったようだ。


当日、少し曇っており夜景はかすんで見えたのが残念だった。


  • 山頂は

山頂にはおみやげ物やさんがあるが、(“函館のおみやげ物”をテーマにブログを書いてる人がいるので詳しくは書けないが)「函館山限定」と謳っているものが多かった。
また、山への運搬の経費がかかるためか市内よりも10円〜50円高い品物も多かった。
山頂でのお土産購入は十分注意が必要である。


  • 帰りのバス&まとめ

最終21:45のバスで帰る。

往路、復路共通して、運行中はバス車内の電気を消してくれる。これは山頂に到着するまでの夜景がきれいに見えるようにバス会社側の配慮だと考えることができる。そしてもうひとつ、道のりの途中2合目、5合目、8合目でバスの速度を落としてくれた。山の途中での夜景を楽しませてくれるのだ。
ただ単に山頂まで乗客を運ぶのが仕事ではなくて、道中でも乗客の期待(?)に応える。ロープウェイで山頂にいくのもよいが、バスで山頂へいくのもお勧めしたい。

調査企画メモ

函館の新しいバス路線

  • バス路線の調査

 まずは新しいバス路線を調べるところから始める。函館バス株式会社のウェブページから新しいバス路線を調べ、対象となる路線をピックアップする。
 函館駅前〜函館山(山頂へ)
 BUSPA(湯の川を巡る 循環)
 LCSA100(五稜郭方面〜市立函館病院
 LCSA元町(駅前〜元町方面〜駅前 循環)
 LCSA五稜郭函館市時任町方面〜五稜郭方面 循環)
 めぐりっこ(函館空港〜湯の川方面 循環)
 とびっこ(函館空港 循環)
                …など目的別に設定されているバス路線を対象に絞る。

  • バスに乗り込んで調査、目的地まで実際に行ってみる。

 実際にバスに乗って調査を行う。どのくらいの年齢の人が、どういうメンバーで(家族連れか、など)乗車しているか、循環型のバスならば、どこでどのくらいの人が降りて行ったか(乗ってきたか)を調べる。
 路線の組まれ方の意図を汲んでみる。目的地別に設定されていることから、バス会社側もターゲットを絞っているはずなので、考察してみる。
 乗客調査にあたるときときはなるべく路線別で同じ時間帯に調査できるように努力する。
 目的地(終点)に到着したら、その場所には何があったかのかも記録に残す(Ex.函館空港)。循環型の場合は降りたお客さんの一番多かった地点へ改めて出向いて調査する。

  • 持ち物等

時刻表…駅前で手に入れる
バスカード、小銭…バスカードが使えない路線もある。注意!!
カメラ…記録用
メモ…このブログ用の記事を書く。